自動車事故の体験談 ある日突然被害者になった夫婦の記録

ドライブレコーダーの映像、自動車保険の弁護士特約で過失割合100対0を勝ち取るまでの記録

自動車事故の被害者になった妻の手記 3月16日事故当日

生きているといろいろなことがあるものです。

 

自分たちには想像できないアクシデント。
そして自分たちでは防ぎようのないアクシデント。

常にリスクを考えて夫婦で生きています。
夫は特に車を運転するときは慎重です。

 

夫は免許を取って以来、40年安全運転で無事故無違反です。
ゴールド免許です。

 

今日は夫婦で朝からお買い物です。

某ショッピングセンターに私が連れてってほしいと伝えて
一緒に車で出かけました。
右折で入るショッピングセンター。

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前の車が右折したので私たちも右折するため
ウィンカーは出していましたが止まっていました。

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突然、右折して駐車場に入った車が勢いよく
バックしてきました。

 

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私たちは止まったまま、猛スピードでバックしてきた
車をどうすることもできませんでした。
夫婦ともに突然のことで驚き以外ありません。

 

どんなに周囲に配慮して運転している夫も
突然駐車場に入った車が猛スピードでバックしてきたら
防ぎようはありませんでした。

 

逃げることもできませんでした。
私たち夫婦は、止まってぶつかってくる車を見ているだけです。
その一部始終はドライブレコーダーに録画されていました。

 

ぶつけられました!

車が傷ついてしまいました!

 

生まれて初めて夫婦で事故を経験しました。
防ぎようもない事故です。
右折して入った車が突然猛スピードでバックしてきたのですから・・・。

 

初めての経験。
事故にあった瞬間というものは驚いて何もできませんでした。
しばらく呆然としてしまいました。

警察を呼ばなくちゃ。
保険会社に電話しなくちゃ。
夫が電話をしてくれました。

 

運転していたドライバーは、イタリア人です。
片言の日本語で、「私はイタリア人、ノープロブレム」と言います。
ノープロブレムではありません。

 

新車で買った愛車。
夫が大切に大切に乗ってきた車です。

 

イタリア人は日本語がしゃべれないので

隣に乗っていた日本人の奥さんが保険会社に電話しています。

 

イタリア人は私に「見えなかった」と日本語で言いました。

私たちの止まっている車が見えなかったのだと。
見えなかったのではなく見ていなかったのでしょう!
不注意です。あまりに愚かです。

 

イタリア人は、私に「イタリアではナンバーを交換して終わり」
「なぜ日本は警察を呼ぶのか?」と片言の英語と日本語で
言います。

 

そして後ろに乗っていた子供もやってきて
我が家の傷ついた車を息子が見たがっていると言って見に来ました。

 

イタリア人が、我が家の傷ついた車を触るので
やめてと私は彼の手を我が家の車から何度も離しました。

 

しばらくして警察が駆けつけてくれました。
時間が長く感じます。

 

その後、セコムの男性も駆けつけてくれました。
私は自宅がセコムに入っているので駆けつけたと思っていたら
自動車保険会社経由でセコムは駆けつけてきてくれたのだそうです。
とても心強かったです。

 

結婚して以来、事故なんて初めてです。
セコムの人は本来は15分程度で現場を去らなければ
いけないそうですが不安な私を見てずっとそばにいてくれました。

 

愛車を購入したディーラーにも定期点検で明日
行く予定だったので相談に行きました。
とても親身に対応していただきました。

 

これからどうなるのか?私にはわかりません。
真実を素直に言うだけです。
全面的に先方が悪いのは明らかです。
我が家の車は止まっていたのですから。

 

世の中に予期せぬ出来事、私たちには防ぎようのない事故が
あるのですね。

イタリア人夫婦は、あっけないほどの対応で去っていきました。

謝罪の言葉さえありませんでした。

 

私たちは10時30分に事故が起き
2時間後に自宅に帰りました。
午前中したかったことが何もできませんでした。

 

でも、夫婦で話しています。
体が無事でよかったと。

 

愛車が私たちを守ってくれたのだと。
猛スピードでバックしてきたけど、ドイツ車だったから
この程度の事故で済んだのだと私たちは思っています。
車に感謝です!

 

私にとって長い1日でした。