自動車事故の体験談 ある日突然被害者になった夫婦の記録

ドライブレコーダーの映像、自動車保険の弁護士特約で過失割合100対0を勝ち取るまでの記録

交通事故なんか、絶対に遭わないほうがいい

2019年3月16日に、交通事故の被害者になりました。

とあるスーパーの駐車場に入れようと、右折ウインカーを

出して、路上で停止していたところに、同じくスーパーの

駐車場に入ろうとした前の車が、突然かなりのスピードで

バックしてきたため、私の車にぶつかりました。

 

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 危ないと思った瞬間、危険回避のため、ハンドルを左に

切って避けようとしましたが、間に合わず私の車の右側の

後部と加害者の車の左側の後部が接触してしまいました。

 

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最終的には、私たちが当初から主張してきた100対0で、

先方が全面的に非を認めましたが、一筋縄では

行きませんでした。

その間の経緯や、今回初めて交通事故に遭い、被害者と

なって感じた思いは、家内が綴ってくれていますので、

ぜひ読んでいただければと思います。

 

今回、人生で初めて交通事故に遭遇し、しかも被害者と

なったことで交通事故の恐ろしさを改めて思い知らされ

ました。

今までは、交通事故のニュースが報道されても他人事として

見ていましたが、あの事故以来、被害者となった人の心情は

いかほどかと心を痛めるようになりました。

私たちは幸いにも身体には被害はありませんでしたが、

それでもかなり精神的なダメージを受けました。

それが、怪我やお亡くなりになってしまったと聞くと、

ご本人やご遺族の心情はいかほどかと思ってしまいます。

 

事故に遭った場合、人身事故の場合だけでなく、

物損事故でも必ず警察を呼んでください。

人身事故で無い場合、警察は淡々と事故処理をします。

どちらに非があるなんていうことは見てくれません。

警察は、いついつどこで、どういう状況で事故が

発生したかを証明するだけです。

いわゆる「事故証明」をするだけです。

まずここで、被害者の方は、悔しい思いをします。

 

次に、双方が加入している自動車保険会社に連絡をし、

保険会社が間に入って示談交渉をしてくれます。

ですが100対0で、当方には非がないと主張した場合、

こちらが加入している保険会社は一切介入できなく

なってしまいます。

要するに、当方(事故に関して素人である個人)対

法人(事故対応のプロ)との交渉になります。

まして、相手の保険会社に誠意が見られない場合、

かなり精神的にへこたれます。

加害者も自分に都合の良いことしか言わないため、

被害に遭った方が、自分に非が無いことを証明する

必要があります。

 

事故に遭っただけでもこたえている中、当方に非が

無いことを証明する労力といったら半端ではありません。

 

今回は、たまたま運が良くて、100対0を勝ち取れましたが、

運が悪いともっと長期戦になっていたことでしょう。

しかも、とても100対0は勝ち取れなかったと思います。

運が良かったと言うのは、

 ①ドライブレコーダを装着していて、事故の一部始終を

  記録できていたこと

 ②弁護士特約に入っていたこと

  (オプションであれば、今まで無事故であることを

   理由に、絶対に入っていませんでしたが、

   イーデザイン損保は自動付帯になっていました。

   保険に入る際には、知りませんでしたが)

 ③当方が加入していた保険会社(イーデザイン損保)の

  担当者が親身になってくれたこと

  (保険会社は介入できないと言いましたが、私たちに

   寄り添って、いろいろとアドバイスして頂きました)

これらの理由で、比較的早期に決着することが出来たと

思います。

 

示談の過失割合が決まって、初めて自動車を修理することが

出来ます。

これも、今回は運が良かったのは、自動車は傷が付きました

が、幸いにも運転には支障がなかったことです。

走行不能状態であれば、示談が成立するまで、他の車には

乗らないか、自費で代車を用意するかになっていました。

もし、今回走行不能になっていたら、生活に支障が

出ていたと思います。

週末ドライバーである私たちでさえ支障が出ますから、

毎日乗る人であれば、大きな損失になったでしょう。

 

修理期間中は、代車を用意してもらうことになりますが

一般的には、ここでも相手の保険会社と揉めることが

多いそうです。どんな車種を用意するかです。

(弁護士さんが言われていました)

ここぞとばかりに、自分の車より上位車種を要求する人も

いるのでしょうかね。

 

私たちは、何でも良いと言いましたが、今回修理に出した

懇意にしているデーラーさんの尽力で同等クラスの車種を

用意して頂きました。

 

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でも、レンタカーというのは、しょせん借り物ですから

運転にかなり気を遣いました。

乗り慣れていない上、傷でも付けたら大変と運転していても

気が気ではありませんでした。

 

修理代とレンタカー代は、加害者の保険会社が負担し、

弁護士費用は私たちが加入している保険会社が負担

してくれました。

次回の保険更新の際の等級ダウンはありませんでした。

 

他人から見たら、ハッピーエンドと思われるかも

しれませんが、この間の精神的ストレスは大変なものが

ありました。

家内は、私以上です。

自分が、買い物に連れていってと言わなければ

こんな目に遭わなかったのにと自分を責めています。

 

過失割合で当方の主張が通らず、負担する羽目になって

いたらと思うとぞっとします。

百歩譲って、自分の車を自分がお金を出して修理する

ことは良いとしても、相手の車の修理代も負担すると

なったら、絶対に納得が行きませんでした。

 

 ・2019年3月16日 事故遭遇

 ・2019年4月26日 相手が100%過失を認める

  ・2019年6月11日 全てが決着した旨の連絡を受ける

 

一般的に、3ヵ月が長いのか短いのかは分かりませんが

私たちにとっては、とても長い戦いでした。 

 

私たちの経験が、皆さんのお役に立てば幸いです。

交通事故をしないよう運転には、お互いくれぐれも

注意しましょう。

また、悲惨な交通事故に遭遇しないように、

祈りましょう。

(こればっかりは、注意しようがありません) 

 

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